今年からNISAが新たになり、旧NISAに比べると中身がわかりやすくなったかなあと思うんですけど、お国がどうしてこんなにわかりやすい制度に変えてまで、税金がかからないから国民はNISAをするべきだというのか、ネットでもいろんな考察がされていますよね。
その中で一番多いのが、将来年金だけでは暮らせないので、自分の力で(投資の力で)貯金をふやしてくださいというもの。
でも結局は投資。上がることもあれば下がることもある。下がった場合は自己責任になるんだけど、低金利の時代、銀行に資金を眠らせておくだけならSP500に変えた方がいいので、意識改革には良かったんだろうと思う。
ただ、年金制度をみても、この国のやり方はがっかりさせられることが多く、詐欺まがいのような税制改正が多く実施されてきているので、もしかして、この先、…と心配なことがあります。この先は私の勝手な想像ですが・・・
それは、特定口座の総合課税化です。
「特定口座で源泉徴収あり」にしておくと、利益に対して税金は引かれるものの総合課税(給与とか年金とか)に含めないでOKなので、株式譲渡所得や配当所得などが何百万円あったとしても一定の源泉徴収のみで、確定申告不要なのです。(もちろんしても良いです)
例えば、特定口座内でかっぽりかせいでいる人であっても給与や年金が少ない額の所得の人は、税金が非課税であったり低い税額であったり、また、国民健康保険や後期高齢者医療保険などがとても安いランクですんでいます。
また、サラリーマンや子育て世代の人たちも、特定口座内の利益が総合課税にされてしまうと、いろんな制度の所得制限に引っかかってしまい、給付が受けられないとかでてきます。
そういったことから、国は今、新NISAで(甘い言葉で)国民を誘導し、ゆくゆくは(超高齢化が到来する頃?)不公平感のある特定口座を廃止または総合課税化するのではないかと不安です。
国の思い描く構図を勝手に想像すると、「将来老後のための1800万円の投資は非課税で認めるから、そのほかは課税しますよ」という感じです。
鬼のような想像だなと、思われる方もいるかもしれませんが、年金制度の改悪ぶりを見ても、国に対して不信感が募りすぎているのでゆるしてください。
とりあえず、ぶつぶつ文句言っててもなるようにしかならないし、結局は年間360万円の枠は埋めていきたいので、何で埋めようかなぁと考えているところですが。明るい未来のために、やれることはやっていこうと思います^^